
M306NKT-EPBユーザーズマニュアル 用語説明
RJJ10J0681-0200 Rev.2.00 2006.10.16
用語説明
本書で使用する用語は、以下に示すように定義して使用します。
● エミュレータシステム
エミュレータ本体PC7501を中心とした、エミュレータのシステムを指します。最小構成のエミュレータシステ
ムは、エミュレータ本体、エミュレーションプローブ、ホストマシン、統合開発環境High-performance
Embedded Workshopで構成されます。
● エミュレータ本体PC7501(以下、PC7501と呼ぶ)
M16Cファミリ用エミュレータ本体を指します。
● エミュレーションプローブ
M16C/6NグループM16C/6N4, M16C/6N5, M16C/6NK, M16C/6NL, M16C/6NM, M16C/6NN用エミュレーションプ
ローブである、本製品を指します。
● エミュレータデバッガ(M16C R8C PC7501エミュレータデバッガ)
統合開発環境High-performance Embedded Workshopから起動され、PC7501および本製品を制御してデバッグを可
能とするソフトウェアツール機能を指します。
● ルネサス統合開発環境(High-performance Embedded Workshop)
ルネサスマイクロコンピュータの組み込み用アプリケーションの開発を強力にサポートするツールです。ホス
トマシンからインタフェースを介してPC7501およびエミュレーションプローブを制御するエミュレータデバッ
ガ機能を有しています。また、同一アプリケーション内でプロジェクトのエディットからビルドおよびデバッ
グまでを可能にし、またバージョン管理をサポートしています。
● ファームウェア
エミュレータデバッガとの通信内容を解析して、PC7501のハードウェアを制御するためのプログラムです。
PC7501内のフラッシュメモリに格納されています。ファームウェアのバージョンアップや他のMCUに対応させ
るときには、エミュレータデバッガ上からダウンロードすることができます。
● ホストマシン
PC7501およびエミュレーションプローブを制御するためのパーソナルコンピュータを指します。
● S/Wブレーク
S/Wブレークとは、指定アドレスの命令を実行する手前でブレークする機能のことです。設定したアドレスの命
令は実行されません。
● H/Wブレーク
H/Wブレークとは、メモリのデータ書き込み/読み込みを検出したとき、もしくは外部トレースケーブルから入
力された信号の立ち上がり/立ち下がりエッジを検出したときにブレークする機能のことです。前者をアドレス
ブレーク、後者をトリガブレークといいます。S/Wブレークが設定されたアドレスの命令が実行されないのに対
して、H/Wブレークは命令が実行された後にブレークします。
● ターゲットMCU
デバッグ対象のMCUを指します。
● ユーザシステム
デバッグ対象のMCUを使用した、お客様のアプリケーションシステムを指します。
● ユーザプログラム
デバッグ対象のアプリケーションプログラムを指します。
● エバリュエーションMCU
エミュレーションプローブに実装し、エミュレータ専用のモードで動作させるMCUを指します。
● 信号名の最後につく“#”の意味
本書では、“L”アクティブの信号を表記するため信号名の末尾に“#”を付加しています(例:RESET#)。
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